アイルランドモノ語り

「アイルランドモノ語り」(栩木伸明著)
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良い本に巡りあえました。

著者はJ.M.シング「アラン島」やC.マッキャン「ゾリ」の翻訳者で早稲田大教授の栩木伸明氏。

私が無類のアイルランド好きであることは以前ブログに書きましたが、ここ、アイルランドの牧歌的な雰囲気がたくさん詰まっている本だと思います。

アイルランドの売店で鶏を部屋で飼うための謎の藁物体からはじまり、その鶏が産んだ卵はご婦人たちのヘソクリになっていた?さらには、鶏はデーンのバイキングがアイルランドを攻める際に、嫌がらせのために持ち込んだ?等々

私はアイルランド西部ゴールウェイやアラン島には以前から興味を持っていたのですが、今回興味を持ったのが北部トーリー島。

トカラの臥蛇島のように行政から本土に移るよう言われ、無人島になる危機もあったが、トーリー島を愛するキング等の努力により現在は僅かながら人口が回復していること。キングの口から話される昔話がなんとも、宮本常一が日本全国のあちこちから聞いてまわったお話に似ており、やはりアイルランド人と日本人は共有する部分が多いと感じました。

アイルランドモノ語りは読売文学賞を受賞しており今月24日に帝国ホテルで贈賞式があるようです。前日23日の東京マラソンは無事開催されそうでほっとしています。

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