お登勢

今、船山馨の「お登勢」を読んでいる。
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NHKのドラマになったこともあるみたいだが、久々に良い小説にめぐりあった。

明治維新、徳島藩と稲田家の確執により起きてしまった稲田騒動のお話。

稲田側が成り上がりの岩倉具視などの新政府に北海道静内に移住させられ、開墾するのが小説の流れなのですが・・・。

思わぬところで嬉しい事実を知りました。首謀者の徳島藩士も八丈島に流刑されました。実際に八丈島まで生きて着けたのは上田甚五右衛門、穂積間兵衛、箕浦八郎右衛門の三人だけで、残りは途中の伊豆大島で亡くなったようだ。

八丈島まで着いた三人は、偉大なる民俗学者宮本常一が研究していた北方探検家、近藤重蔵の嫡男で流罪で八丈島に住んでいた近藤富蔵と交流があったようだ。

近藤富蔵と言えば「八丈実記」を書き上げ、免罪で東京に帰った2年後に八丈島に戻った八丈島の英雄である。
流罪が免除になって再度島に戻った人間は近藤富蔵だけだったようだ。

八丈島をこよなく愛した近藤富蔵は上田甚五右衛門のことを「君子感ずるに堪える人物」と評している。

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