スパルタスロンに惹かれた理由

天台宗大阿闍梨、光永澄道(みつながちょうどう)氏の「ただの人となれ」を読み、私がスパルタスロンに惹かれた理由が分かりました。

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光永氏は千日回峯を成し遂げた方。

千日回峯とは、文字通り、千日、比叡の峯をまわる。平坦な道ではなく、急峻な山道。

初めの3年は年に100日ずつ、30キロの行程。この間、260ヶ所で礼拝をする。
だいたい75日目に切廻りといって、京都に降りる54キロ行程がある。

4、5年目は200日ずつ、30キロの行程。やはり切廻りの行程がある。

6年目は、100日ずつ、50キロの行程。

7年目は、200日ずつ、前半の100日は84キロ、後半の100日は30キロ。

この1000日で4万キロ。地球一周相当。

回峯5年目、700日目には堂入りといって、9日間、断食、断水、不眠、不臥で、横にもならず、ただ不断に不動明王を念ずるのである。

是非とも長距離ランナーにお勧めしたい一冊である。何故この本を知ったのか?それは私の敬愛する司馬遼太郎さんの本に紹介されていたからである。

以下、心に残った言葉。
「回峯行は、「人間絶対」という定義に踏まえていたのでは、断じて為し得ない。まず、大自然の中に自分を投入することであり、人間の文明が拒絶した野鳥や獣の仲間に、あらためて許しを乞うて、加えてもらうことであり、繰り返すが、人間そのものが野生に戻るこころみに似ているといってよい」

「人間性の回復などという言葉が、ちかごろもてはやされているようだが、なあに、そんなに深刻に考えることはない。新幹線のかわりに、自力の足をつかってみたら、それで効果はてきめんである。たしかに自分は人間であった、という実感が得られるであろう」


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この記事へのコメント

88
2011年03月30日 21:13
お久しぶりです。
地震は大変なことになりましたね。
身近は大丈夫でしょうか。今年もさくら道の季節になりましたね。順調でしょうか。応援してますよ。
2011年04月02日 07:00
88さん。お久しぶりです。
ありがとうございます。また、お会いしたいものです。

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